2019年3月24日(日)

経常黒字1兆6539億円に縮小 5月、貿易収支が赤字に

2017/7/10 10:46 (2017/7/10 11:29更新)
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財務省が10日発表した5月の国際収支統計(速報)によると、海外とのモノやサービスなどの取引状況を示す経常収支の黒字額は前年同月比で5.9%減少し、1兆6539億円となった。前年同月比の減少は1月以来4カ月ぶり。原油価格の上昇を受けて貿易収支が赤字になった影響が出た。経常黒字は35カ月連続だった。

貿易収支は1151億円の赤字。財務省によると、石油輸出国機構(OPEC)の減産合意などを受けて原油価格(円ベース)は1年前と比べて35.3%上昇。輸入額の増加につながっている。2016年5月は308億円の黒字だった。

輸送や旅行、金融といったサービス取引の収支を示すサービス収支は421億円の黒字で、48.6%減少した。ソフトウエア関連の知的財産権使用料の支払いが多かった。サービス収支のうち旅行収支は1272億円の黒字で前年同月を上回った。前年春は熊本地震の影響で訪日客数が落ち込んでおり、今年は反動で増えた。

海外企業から受け取る配当金や債券の利子など企業の海外子会社の稼ぎを示す第1次所得収支の黒字額は1.6%増加し1兆9243億円だった。中長期債券利子の受け取りが増加した。

財務省は経常収支の先行きに関して「原油価格を抑える減産の動きもあり、動向を注視する」としている。

過去の統計データがご覧いただけます。

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