PKO日報問題、閉会中審査始まる 稲田元防衛相の関与焦点

2017/8/10 9:07
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南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報問題を巡る衆院安全保障委員会の閉会中審査が10日午前9時から始まった。陸上自衛隊が「廃棄した」と説明しながらデータが残っていた問題で、先月公表された特別防衛監察について与野党が論戦を交わす。陸自が組織的に隠蔽していた経緯や、稲田朋美元防衛相がどう関与していたかが焦点だ。

午前は衆院安全保障委員会、午後は参院外交防衛委員会で質疑が行われる。小野寺五典防衛相や防衛省幹部、防衛監察本部の関係者が出席する。ただ稲田氏は与党が出席を拒否したため、全容解明が進むかは不透明だ。

日報問題に関し防衛省は先月28日に特別防衛監察結果を公表した。日報の情報公開請求に対し、陸自の中央即応集団司令部幹部が当初から意図的な隠蔽を指示していたと明らかにした。

稲田氏については2月に幹部と会議を開いた。監察結果は、その場で「日報データの存在について何らかの発言があった可能性は否定できない」としたものの「非公表の報告がなされた事実はなかった」と結論づけた。

稲田氏も記者会見で「報告を受けた認識はない」と強調している。ただ報道では陸自側が稲田氏に保管事実を報告したとされている。

稲田氏は結果公表後に辞任。監察結果で関与が明らかになった黒江哲郎防衛次官、岡部俊哉陸上幕僚長も辞任した。野党は10日の国会審議で出席を要求したが、与党は稲田氏を含めて拒否した。

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