2019年8月23日(金)

加計問題で閉会中審査始まる 獣医学部新設の経緯焦点

2017/7/10 9:27
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衆院内閣、文部科学両委員会は10日午前、両委の連合審査で学校法人「加計学園」(岡山市)の愛媛県今治市への獣医学部新設などを巡り、閉会中審査に入った。参考人として前川喜平前文部科学次官、政府の国家戦略特区ワーキンググループの原英史委員を招致した。特区の枠組みで加計学園のみ獣医学部新設が認められた経緯などが焦点になる。

閉会中審査で開かれた衆院委員会で、参考人として答弁する前川前文科次官。後方は松野文科相(右)と山本地方創生相。左端は萩生田官房副長官(10日午前)

閉会中審査で開かれた衆院委員会で、参考人として答弁する前川前文科次官。後方は松野文科相(右)と山本地方創生相。左端は萩生田官房副長官(10日午前)

午後には参院内閣、文教科学両委員会も連合審査を開く。参院では前川氏と地元で獣医学部誘致に関わった加戸守行前愛媛県知事も招く。

獣医学部新設を巡っては、獣医師系養成大学などが存在しない地域に限り1校のみ認める要件が付けられた。野党は安倍晋三首相の友人が理事長の加計学園を前提にしていた可能性を追及。「行政の在り方がゆがめられた」などと説明する前川氏の国会招致を呼びかけていた。

一方で首相は「私の意思で決めることは全くあり得ない」と強調。国会答弁で、獣医師会などからの要請を受けて1校に絞ったと説明する。与党側は原氏や加戸氏への質疑を通じ、決定過程の正当性を示したい考えだ。

内閣府が文科省に「総理のご意向」と伝えたなどとする文科省の内部文書の真偽も論点だ。前川氏は「ほぼ100%間違いない」と述べているが、内閣府側は「発言した職員はいない」とする調査結果を公表している。

首相は欧州歴訪中のため、出席しない。野党は首相帰国後に改めて、首相出席の閉会中審査を開くよう求めている。

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