2019年1月24日(木)

農産品の輸出1兆円目標、19年に前倒し 首相表明

2016/6/9 19:43
保存
共有
印刷
その他

安倍晋三首相は9日、山形市内で街頭演説し、2020年に農林水産物・食品の輸出を1兆円まで増やす政府の目標について、1年前倒しして19年にすると表明した。「日本の農業をもっと強く、農家の収入を増やしていくことができる。しっかりと海外の人たちにも売っていく」と述べた。参院選で「攻めの農業」を前面に出して農業改革への理解を訴える。

農林水産物・食品の輸出額は15年に7452億円で、3年連続で過去最高を更新している。自民党の参院選公約には「20年の輸出額1兆円の目標の前倒し」を盛り込んでいるが、新たな目標年に触れていなかった。

同党公約は「輸出を農林水産業の新たな稼ぎの柱とします」と明記。農協の改革や環太平洋経済連携協定(TPP)で農業改革を進める考えで、競争力の向上をアピールしていく姿勢だ。

ただ、コメの産地を抱える東北地方などでは「TPPが発効すれば外国産の農産物が流入し農業が打撃を受ける」との懸念も根強く残っている。

一方の民進党は「農業票の自民党離れが起きており、取り込むチャンス」(ベテラン議員)とみる。兼業農家などの田んぼの面積に応じて所得を補償する「戸別所得補償」の復活を掲げて争点にする戦術だ。

共産党の志位和夫委員長は9日の記者会見で「TPPを許すと日本の農業は壊滅的打撃を受ける。家族経営が細ってきているところに一番の問題がある」と主張した。

日経電子版が2月末まで無料!いつでもキャンセルOK!
お申し込みは1/31まで

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報