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大企業健保が連続黒字 15年度、保険料率上げで

大企業の会社員とその家族が加入する健康保険組合の2015年度決算は1278億円の経常黒字だった。保険料率の引き上げで2年連続の黒字を維持し、黒字額は前年の2倍の規模になった。ただ高額薬剤の相次ぐ登場で医療費が伸びており、保険料率引き上げは今後も続く可能性がある。

健康保険組合連合会(健保連)が9日、1405組合の収支状況を発表した。経常収入は7兆7854億円で前年に比べ2.4%増えた。約2割の組合が保険料率を引き上げ、平均保険料率は9.03%となった。1人当たりの年間平均保険料は48万4342円で1.9%増えた。

経常支出は7兆6576億円で1.6%増えた。医療費は3兆7897億円で3.2%増と5年ぶりの高い伸びだった。健保連は「15年度に高額な医薬品の保険適用が相次いだ影響があったと推察される」とした。

高齢者医療への支援金は総額3兆2742億円で0.2%減った。過去に拠出した支援金が実際に必要な金額より多く、1019億円の戻り入れがあった。16~17年度は加入者の年収が高い健保ほど後期高齢者支援金が増える「総報酬割」が段階的に拡大し、支援金は再び膨らみそうだ。

赤字の組合は651で全体の46.3%を占める。保険料を引き上げても支出を賄えない組合は多い。記者会見した健保連の白川修二副会長は「保険料率は限界に達している」として、現役世代と高齢者の負担構造の見直しを求めた。

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