2019年1月24日(木)

民進・細野氏、代表選不出馬 蓮舫氏支持へ

2016/8/10 0:05
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民進党の細野豪志元環境相は9日、党代表選(9月2日告示―15日投開票)に出馬しないと表明した。立候補を表明した蓮舫代表代行の支持を示唆。岡田克也代表ら現執行部の後継と目される蓮舫氏が有利な展開になっている。対抗馬の擁立に向けて細野氏と連携を探ってきた前原誠司元外相ら保守系議員は戦略の見直しを迫られる。

民進党代表選不出馬を表明する細野豪志氏(9日午後、衆院第1議員会館)

民進党代表選不出馬を表明する細野豪志氏(9日午後、衆院第1議員会館)

細野氏は9日、都内のホテルで、自らのグループの所属議員との会合を開催。「新代表をみんなで支える立場に立ちたい。出馬は見送りたい」と理解を求めた。出席者から「我々は細野代表、首相をめざす戦闘集団だ。その覚悟がなければこの会の意味はない」と出馬を促す声が出たが、最後は細野氏に一任した。

この後、細野氏は国会内で記者団に「いま誰なら国民に受け入れられるかを熟慮した。自分は捨てて誰が一番ふさわしいか考えた」と説明。3日に会談した蓮舫氏については「極めて有力な候補だ。共産党との関係についてもう一度話をしたい」と強調した。

細野氏ら保守系議員は岡田氏が進めた共産党を含む野党共闘に慎重な立場。再会談で共闘の姿勢を確認したうえで支持を最終判断する考えを示した。蓮舫氏は共闘路線の継続に関し明言を避けている。

細野氏は、蓮舫氏が5日に憲法改正論議に積極的に応じる構えを示したことを評価。参院選前、安倍政権での改憲論議に慎重姿勢を示してきた岡田氏に不満を募らせた。

岡田氏とは昨年1月の旧民主党代表選で戦ったうえ、民進党結党時の人事で政調会長を外れて執行部と距離を置いた。「旧民主党時代からそりがあわなかった」(保守系議員)とされる岡田氏が代表を退任すれば「次のトップを目指して要職復帰を求めてもおかしくない」(幹部)と党内でささやかれる。

蓮舫氏は自らが所属する野田佳彦前首相のグループや岡田氏ら現執行部の支持に加え、リベラル系の旧社会党グループも支援を検討。細野氏が支持を決めれば、足場が一段と固まることになる。

前原氏や長島昭久元首相補佐官ら保守系ははしごを外された格好だ。「次の衆院選では一気に政権交代を狙うのは難しいとみて、先に蓮舫氏に任せようとしたのではないか」(中堅議員)と勘繰る議員もいる。

出馬を検討中の前原氏は党内情勢を慎重に見極める構え。2日夜、都内で開いた自らのグループ会合で「時流が私を求めているのかどうかもしっかり踏まえて判断しないといけない」と語った。

前原氏は保守系以外に支持を広げられないかを探っている。リベラル系の代表格、旧社会党グループの赤松広隆前衆院副議長と9日に会談し、意見交換した。8日発売の月刊誌では政策論議を重視するという条件付きで野党共闘を容認する立場を示した対談を掲載。一部のリベラル系議員には事前に掲載内容を知らせたという。前原氏周辺は「前原氏は党内がどうまとまっていくかを見極めている」と解説する。

長島氏は出馬意欲を表明しているが、前原氏との連携を重視する。最大勢力の旧維新の党グループや、大畠章宏元民主党幹事長が率いる中間派のグループは態度を決めていない。前原、長島両氏らがこれらを取り込み巻き返せるかが焦点となる。

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