2019年6月18日(火)

COP20、「20年以降目標、15年5月末までに」 議長案

2014/12/9付
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【リマ=浅沼直樹】ペルー・リマで開催中の温暖化対策を話し合う第20回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP20)は9日から閣僚級会合が始まった。議長が8日公表した合意文書案は、2020年以降の温暖化対策に関する各国の目標を5月末までに提出するよう求めた。京都議定書に代わる新たな国際枠組みの来年末合意に向け、詰めの協議を急ぐ。

これまで目標の提出時期は「準備できる国は来年3月末」としていたが、議長案は「準備が遅れた国は来年5月末もしくはできる限り早期に」という案も併記した。日本など準備が遅れそうな国に早期の提出を促した。

日本は東京電力福島第1原発事故後、エネルギー政策が定まらず目標の議論が遅れている。政府関係者は「可能な限り早期に提出する方針は変わりがない」とする。COP20に参加する経団連の佐久間総一郎地球環境部会長は「早いほうがいいが、(電源の組み合わせである)エネルギーミックスを踏まえて決めるべきだ」と政府に慎重な対応を求めた。

議長案は、各国が提出した目標を評価する方法や温暖化に伴う被害を抑える適応策、先進国から途上国への資金支援などでも各国の意見を盛り込んだ。先進国と途上国の隔たりはいまだに大きく、閣僚級会合で合意に向けた議論を加速する。

議長国ペルーのプルガル・ビダル環境相は8日「COP21の成功にはリマでの力強い決定が必要だ」と呼びかけた。日本からは望月義夫環境相が9日午後に会場入りし、議論に加わる。

COP20の主な議題は(1)新枠組みの合意文書に含むべき要素(2)各国が提出する20年以降の自主的な目標に盛り込むべき情報(3)目標の妥当性を評価して引き上げる仕組み――の3つとなっている。

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