バイオジェット、羽田空港で導入 2020年代後半に実用化目指す - 日本経済新聞
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バイオジェット、羽田空港で導入 2020年代後半に実用化目指す

藻などを燃料に使うバイオジェットについて、経済産業省や国土交通省、航空大手などでつくる官民の検討委員会は8日会合を開き、羽田空港で導入する方針を示した。2020年代後半の実用化を目指す。バイオ燃料は環境負荷が低く活用が期待されるが、今後、価格引き下げや量産体制の確立が課題になる。

今回の計画では企業と協力して熱効率が高い種類の藻の開発を進める。同時に羽田空港内で燃料を受け入れたり品質を確認したりできる体制を整備。20年の東京五輪時の試験飛行を目指す。

現在のバイオジェット燃料の価格は1リットルあたり3000円程度と、原油由来の燃料の30倍程度。試験飛行で知名度を高めて需要を喚起し、量産することで価格の引き下げを狙う。

バイオジェット燃料は、藻などから油を抽出する。石油資源に乏しい日本の国産エネルギーとして期待がかかるほか、生産時に二酸化炭素(CO2)を吸収するため、温暖化ガス排出量を抑えられる利点がある。

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