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経常黒字、10月は1兆7199億円 原油安や円高で

財務省が8日発表した10月の国際収支統計(速報)によると、海外とのモノやサービスなどの取引状況を表す経常収支は1兆7199億円の黒字だった。前年同月に比べて22.7%増え、10月としては2007年10月以来9年ぶり、過去2番目の黒字幅となった。輸出も輸入も前年より減ったが、原油価格の下落や円高による輸入価格の低下で貿易黒字が拡大した。

経常黒字は28カ月連続だった。貿易収支は5876億円の黒字で、前年の3倍近くになった。

輸入額は5兆1604億円と、前年同月より15.9%減少した。円高に加え、資源価格の下落で原油や液化天然ガス(LNG)の輸入額が減った。輸出額は自動車や鉄鋼などが振るわず9.4%減の5兆7479億円だった。輸入額の減少幅が輸出よりも大きかったため、差し引きした貿易収支は黒字となった。

サービス収支は1719億円の赤字だった。前年同月比で2114億円赤字幅が縮んだ。訪日外国人旅行者数が10月として過去最高を記録し、旅行収支の黒字は拡大した。

企業の海外子会社から受け取った配当金などを含む第1次所得収支は1兆4696億円の黒字だった。黒字額は前年同月より14.8%減少した。円高によって外貨建ての配当金の円換算額が減少した。

トランプ次期米大統領の政策への期待や、11月30日に石油輸出国機構(OPEC)が減産で合意したことで足元では円安・ドル高や原油価格の上昇が進んでいる。これらの影響で、財務省は「今後貿易収支の黒字の縮小につながる可能性がある」と説明している。

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