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7月経常黒字、2割増の2兆3200億円 直接投資収益が寄与

財務省が8日発表した7月の国際収支統計(速報)によると、海外とのモノやサービスなどの取引状況を表す経常収支は2兆3200億円の黒字だった。前年同月に比べて19.6%増え、7月としては過去最高の黒字額だった。日本企業が海外子会社から受け取る配当金が増え、全体の黒字額を押し上げた。

経常収支の黒字は37カ月連続。7月は海外からの配当金や投資収益にあたる「第1次所得収支」が2兆1470億円の黒字と、前年に比べて26.8%増えた。このうち、企業が海外子会社から受け取る配当金などの「直接投資収益」の黒字が48.9%増の1兆862億円。日本企業の海外事業が好調だったようだ。

1年前と比べて円相場が対ドルで8.2%下がり、外貨建て収支の円換算額が伸びやすかった。海外の金利上昇を受けて保有する債券利子の受け取りも増えた。

貿易収支は5666億円の黒字で、黒字幅は前年に比べて5.7%減った。輸入額・輸出額ともに前年を上回ったが、輸入の伸びが輸出の伸びを上回った。液化天然ガスや石炭などの輸入増が目立った。財務省によると、原油価格は円ベースで10.5%上昇している。輸出はアジアや米国向けが好調で、品目では自動車や船舶などが増えた。

サービス収支は2373億円の赤字だった。赤字額は前年より16.6%増えた。サービス収支のうち、旅行収支は小幅に黒字幅が縮小した。夏休み期間に海外旅行した日本人が海外で消費した金額が増えたため。訪日外国人の増加は続いており、訪日客が国内で消費した金額も伸びた。

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