2019年9月18日(水)

1万円札8年ぶり増刷、訪日客増やタンス預金で
16年度、1円玉は50分の1に

2016/4/7 20:51
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財務省は2016年度の貨幣の製造計画をまとめた。一万円札は前年度比17%増の12億3千万枚にする。増加は8年ぶりだ。訪日外国人が現金を多く使っていることに加え、税と社会保障の共通番号(マイナンバー)で資産を把握されることに不安を抱える高齢者らの現金回帰が高まっているとみられる。一方、電子マネーの普及を受けて一円玉は約50分の1に減らす。

一万円札は15年度から1億8千万枚増やす。過去5年間は10億5千万枚で据え置いていた。09年度以来の水準となる。

増加要因の1つが訪日外国人の急増だ。高島屋では3月の免税売上高が前年同月に比べて3割増えた。同社の大型店の訪日外国人1人当たりの平均単価は8万4千円。クレジットカードの利用が多いが「現金での支払いも目立つ」(同社)。

マイナンバー制度の開始も影響しているようだ。第一生命経済研究所の熊野英生氏は「高齢者を中心に現金を自宅の金庫などで管理する『タンス預金』が増えている」と話す。

一円玉は前年度の5351万枚から100万枚に大幅に減らす。東日本旅客鉄道(JR東日本)の「Suica」(スイカ)など電子マネーの普及で需要が縮小しているとみられる。

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