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財務次官、同期が続けて3人目 慣例破る人事

麻生太郎財務・金融相は7日、財務省と金融庁の同日付の幹部人事を発表した。財務次官には1979年入省の田中一穂主計局長が昇格。同期1人が基本の次官ポストでは異例の同期3人目になる。国際金融を担う財務官と部下の国際局長に同期が並ぶ配置も珍しい。金融庁では森信親監督局長が大方の予想よりも1年早く長官に就いた。前例や慣習から少しはみ出す人事が目立つ。

田中新次官は同期の香川俊介氏の後任。香川氏の前任も同期の木下康司氏(日本政策投資銀行副社長)で、同期3人が1年ずつ担う。2008年から74年入省の杉本和行氏(公正取引委員会委員長)と丹呉泰健氏(日本たばこ産業会長)が連続で次官に就いたが、同期3人は17年(大正6年)入省組が先輩を挟んで就いた例まで遡る。

国際金融を切り盛りする財務官には浅川雅嗣国際局長が昇格した。浅川氏はリーマン危機当時の麻生首相の秘書官。ここでも浅川氏と同期の門間大吉財務総合政策研究所長が国際局長に就く異例の陣を敷いた。年功序列色の強い財務省で、同期が事実上の上司と部下の関係になる。

金融庁長官に就いた森氏は検査、監督の両局長として金融行政の見直しを進め、早くから将来の長官と目された本命。海外にも人脈が広く、大手銀行の経営改革も主導した。昨年就いた細溝清史氏が2年間務めるという金融業界の予想を覆す人事になった。

財務省、金融庁とも、局長級は順当な人事。財務省では主計局長に福田淳一官房長が回り、所得税の抜本改革に着手した佐藤慎一主税局長は留任した。金融庁では遠藤俊英検査局長が監督局長になり、監督・検査の一体運営を推進する。

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