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日銀、国債買い入れ増額 指し値オペと同時公表

(更新)

日銀は7日午前、臨時の国債買い入れと、定例の国債買い入れの増額を同時に実施した。債券市場で長期金利が一時0.105%と2月3日以来の高水準となったため、金利の抑制姿勢を示した。日銀は金融緩和の一環として10年債の金利をゼロ%程度に誘導する政策をとっている。世界的な金融引き締め観測を背景に米欧で金利が上昇し、日本の市場にも金利上昇が波及していた。

日銀が臨時で通知したのは、指定した価格(固定利回り)で国債を無制限に買い入れる「指し値オペ(公開市場操作)」。対象は10年債で、日銀の公表後、長期金利の指標である新発10年物国債の利回りは一時0.085%まで低下した。

買い入れ価格は利回り表示で0.110%だった。この利回りだと市場の取引実勢より安い価格での国債売買になるため、応札はゼロだった。

指し値オペは2016年9月の導入以来3回目で、10年債に対して実施するのは2月3日以来、約5カ月ぶりだ。買い入れ価格は前回と同じ。市場では、利回りにして0.110%の水準が日銀が長期金利の上限とみる「防衛ライン」になったとの見方が出ている。前回はオペ公表前の市場価格が日銀の提示価格より低かったため、7239億円の応札があった。

日銀は同時に実施した定例の国債買い入れオペも買い入れ額を前回から増やした。指し値オペと買い入れ増額の同時公表は初めて。残存期間「5年超10年以下」の国債を、前回(5日)より500億円多い約5000億円買い取った。

日本の金利が下がると日米の金利差が拡大し、円安が進むとの見方もある。7日の東京外国為替市場では一時1ドル=113円台後半と、円安・ドル高が進んだ。

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