関電高浜原発の再稼働、「4月厳しく」　高浜町長

福井県高浜町の野瀬豊町長は6日、関西電力高浜原子力発電所3、4号機（高浜町）の再稼働の可否を判断する時期について「4月中はタイトになってきた」と語った。重大な事故が起きた際の広域避難で京都府などと調整を続けているため、判断が5月以降にずれこむ可能性を示唆した。

同日、高浜原発を視察後、記者団の取材に応じた。野瀬町長は「安全性は格段に向上したという印象は持っている」と語り、原発の安全性には問題がないとの認識を示した。再稼働を判断する際は、事前に経済産業相に会い、エネルギー政策の方向性なども確認する意向を示した。

高浜町では町議会が3月20日の全員協議会で再稼働に同意することを決めている。野瀬町長は町議会の報告を受け「4月以降」に町としての判断を示すと表明していた。