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アイヌ民族遺骨返還へ近く交渉 日豪両政府

日豪両政府は、オーストラリア国内の博物館に保管されているアイヌ民族の遺骨3体の返還に向け近く交渉入りする。菅義偉官房長官が5日の記者会見で明らかにした。駐日オーストラリア大使が8日にも北海道アイヌ協会の代表者と札幌市内で面会し、遺骨の状況などを説明する。日本政府は協会と協力しながら返還交渉を進める方針だ。

アイヌの遺骨は海外の研究者が戦前から人類学の研究目的などで集め、米英独でも見つかっている。返還の流れが広がりつつあり、ドイツの学術団体も今年、保管しているアイヌ遺骨1体を日本側に返すと決めた。

菅氏は会見で、駐日オーストラリア大使からアイヌの遺骨に関する情報提供があったと説明。「海外に持ち出された先住民族の遺骨を返還することは国際的潮流になっている。今後返還に向けた検討を本格化していく」と、オーストラリア以外との返還交渉にも前向きな姿勢を示した。

日豪外交筋によると、オーストラリア側が今年5月に国立オーストラリア博物館などにアイヌの遺骨計3体が保管されていると日本側に通知した。いずれも頭骨。日豪の専門家調査により、1911~36年に東京帝大医科大(現東大医学部)の小金井良精名誉教授(故人)がオーストラリアの研究者に送ったものと確認した。

政府は5月の「アイヌ政策推進会議」で、アイヌ遺骨が海外で保管されていると判明した場合、返還への調整を速やかに進めると盛り込んだ報告書をまとめている。〔共同〕

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