/

南シナ海「深刻な懸念」 日比首脳会談で共同宣言

安倍晋三首相は4日、来日中のフィリピンのアキノ大統領と東京・元赤坂の迎賓館で会談した。中国による南シナ海の岩礁埋め立てについて「深刻な懸念を共有する」とした共同宣言を発表。防衛装備品に関する移転協定締結に向けた交渉を開始することで合意した。深刻な交通渋滞を抱えるマニラ首都圏のインフラ整備を積極的に支援する計画も打ち出した。

共同宣言は南シナ海で埋め立てを進める中国に「物理的変更を伴う一方的行動の自制」を求めた。中国は東シナ海でも海洋進出を活発化している。日本とフィリピンが海上安保で連携を強めることで中国をけん制する。

首脳会談では外務・防衛当局の次官級協議を新設した。2国間や、米国などを交えた多国間での訓練拡充も決めた。経済分野ではマニラ周辺の国営鉄道の改修・延伸や、幹線道路の建設などを進めることを確認した。大統領は安保関連法案の整備を含む日本の「積極的平和主義」の取り組みを評価。日本の国連安全保障理事会の常任理事国入りも支持した。

造船大手のジャパンマリンユナイテッド(JMU)は4日、フィリピン向けの多目的船10隻を受注したと発表した。フィリピン運輸通信省とJMUが同日、都内で多目的船の建造と予備品供給に関し調印した。受注額は約128億円。政府開発援助(ODA)案件だ。

多目的船は全長が約44メートルで25人乗り。横浜事業所(横浜市)で建造し、2016年8月から18年にかけて納入する。フィリピンでは巡視船として使われる見通し。南シナ海などでの安全確保能力が高まるとみている。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連キーワード

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン