2017年11月24日(金)

北朝鮮が6回目の核実験「ICBM用、完全に成功」

2017/9/3 17:10
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5月18日に撮影された、北朝鮮・豊渓里にある核実験場の衛星写真。新たに建設が始まったとみられる建物が写っている(デジタルグローブ/38ノース提供)=ゲッティ・共同

5月18日に撮影された、北朝鮮・豊渓里にある核実験場の衛星写真。新たに建設が始まったとみられる建物が写っている(デジタルグローブ/38ノース提供)=ゲッティ・共同

 北朝鮮の朝鮮中央テレビは日本時間3日午後3時半からの「重大放送」で、大陸間弾道ミサイル(ICBM)搭載用の水爆実験に「完全に成功した」と発表した。核実験は2016年9月9日の北朝鮮建国記念日以来、1年ぶりで6回目。今年1月のトランプ米政権発足後は初めて。

 日本政府によると3日午後0時31分ごろ、気象庁が北朝鮮付近を震源とするマグニチュード(M)6.1の地震波を観測。韓国軍と韓国気象庁によると、核実験の場所は核実験場のある咸鏡北道吉州郡豊渓里(プンゲリ)周辺。日本の気象庁はエネルギー量はM5.3だった16年9月の前回実験の少なくとも10倍に達し、過去最大規模だったとの見方を明らかにした。

 日本政府は国家安全保障会議(NSC)を開き、北朝鮮が核実験を実施したと断定。安倍晋三首相は「断じて容認できない。わが国に安全に対するより重大かつ差し迫った、新たな段階の脅威だ。北朝鮮に対して厳重に抗議し、最も強い言葉で断固として非難する」との声明を発表した。

 首相は声明で今後の対応について「不測の事態の発生を防ぎ、発生した場合、これに万全の対応を行うため、わが国として不断に必要な態勢をとる」とした。国連安全保障理事会で米国などと連携し「安保理でのさらなる対応を含め、北朝鮮への対応を検討する」と指摘し、北朝鮮への制裁強化を検討する考えを示した。

 航空自衛隊は、放射性物質を収集するためT4練習機を国内3基地から飛行させた。小野寺五典防衛相は記者団に「三沢、小松、築城(の各基地)から順次飛ばし始めている。情報収集に努める」と述べた。

 北朝鮮は7月4日と28日にICBM「火星14」の発射実験を相次ぎ実施。8月には中距離弾道ミサイル「火星12」4発を米領グアム沖に撃ち込む案を「慎重に検討している」と表明した。同29日に「火星12」を発射。北海道襟裳岬上空を通過し、太平洋の公海上に落下させた。

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