2019年2月24日(日)

礒崎補佐官が発言取り消し 「法的安定性」で参考人招致

2015/8/3付
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参院平和安全法制特別委員会は3日午後、安全保障関連法案に関して「法的安定性は関係ない」と発言した礒崎陽輔首相補佐官を参考人招致した。礒崎氏は「私の軽率な発言により審議に多大な迷惑をかけた。発言を取り消すとともに心よりおわび申し上げる」と陳謝した。辞任は否定した。首相に政策を進言する立場である首相補佐官の国会招致は初めて。

参院平和安全法制特別委で陳謝する礒崎陽輔首相補佐官(3日午後)

礒崎氏は特別委の冒頭で、発言について「大きな誤解を与えてしまった。今回の法制は合憲性と法的安定性は確保されていると認識している」と述べた。その後、特別委の鴻池祥肇委員長(自民党)と民主党の福山哲郎幹事長代理が質問した。

福山氏は「職を辞するべきだ」と追及したが、礒崎氏は「職務に専念することで責任を果たしたい」と語った。政府は礒崎氏の説明で早期の幕引きを図りたい考えだが、公明党からも責任を問う声が上がっている。

安倍晋三首相は3日昼、首相官邸で開いた政府・与党連絡会議で「ご迷惑をおかけしている。法的安定性の確保は当然で疑念を持たれることのないよう政府一丸でしっかり詰める」と話した。公明党の井上義久幹事長は「大変遺憾だ。十分注意してほしい」と述べた。

菅義偉官房長官は3日午前の記者会見で、野党が追及する首相の任命責任について「指摘は当たらない」と述べた。

民主党の枝野幸男幹事長は3日午前、国会内で記者団に「礒崎氏の発言は安倍政権全体の考え方であり特別委で納得できる話がなければより厳しく追及する」と述べた。

礒崎氏は7月26日の講演で法案に関し「法的安定性は関係ない。我が国を守るために必要かどうかを気にしないといけない」と述べた。

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