2019年6月20日(木)

フィリピンに海自機貸与で合意 海洋の警戒監視も想定

2016/5/2 19:04
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中谷元・防衛相は2日、フィリピンのガズミン国防相と電話協議し、海上自衛隊の練習機「TC90」を貸与することで合意した。災害救援や人道支援のほか、海洋の警戒監視などの活用も想定する。自衛隊機の他国への移転は初めてで、貸与条件を詰めて来年3月までの実現をめざす。南シナ海の中国と領有権を争うフィリピンを支援し、中国をけん制する狙いだ。

日本政府は2月、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国では初めてフィリピンと防衛装備品の移転や技術協力に関する協定を締結した。フィリピン海軍は現行の航空機の老朽化を受け、海洋の警備能力を高めるため日本にTC90の供与を求めていた。

日本政府は最大で5機の中古機を貸与する方針で、両国がリース契約を結ぶ予定だ。

日本は運用に必要な機材の供与や、パイロットと整備員の教育・訓練で協力する。TC90の塗装や通信機器の搭載などの支援も検討する。フィリピン側と契約内容を決め、国家安全保障会議(NSC)で正式決定する。

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