2019年5月21日(火)

サウジ副皇太子、稲田氏と会談 防衛装備協力で

2016/9/2 20:27
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稲田朋美防衛相は2日、防衛省内でサウジアラビアのムハンマド副皇太子(国防相)と会談し、防衛交流の推進を確認した。副皇太子は「防衛装備品分野での関係強化を進めたい」と呼びかけ、防衛相は「どのような協力が可能か今後協議したい」と応じた。

会談前、握手を交わすサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン副皇太子兼国防相(左)と稲田防衛相(2日午後、防衛省)=共同

会談前、握手を交わすサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン副皇太子兼国防相(左)と稲田防衛相(2日午後、防衛省)=共同

サウジアラビアは石油依存脱却を柱とする経済改革の一環として、現在はごくわずかな防衛装備品の国内生産を大幅に増やす目標を掲げている。サウジ側には装備品生産の基盤整備に向け、日本の高い技術力への期待がある。

会談に先立ち、両国防衛当局間で日サウジ防衛交流に関する覚書を交わした。防衛当局高官同士の相互訪問や、防衛装備や海洋安全保障などの実務者レベルの協議を申し合わせた内容。稲田氏は会談で「防衛交流を進展させる大きな一歩だ」と歓迎した。副皇太子は「日本と一層の関係深化に努めたい」と強調した。

防衛相は北朝鮮による弾道ミサイル発射などの挑発行為を説明。東シナ海や南シナ海での中国の海洋進出に関しては「あらゆる地域で現状変更の試みは許されない」と訴えた。副皇太子は「緊張を高める行為には反対だ」と述べた。中東情勢についても意見交換した。

日サウジ防衛相会談は2014年2月以来。両国間では海上自衛隊の練習艦艇の寄港や、サウジ軍による日本の研修への参加などで交流を進めている。

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