首相、経団連に「大胆な投資を」 定時総会で

2015/6/2付
保存
共有
印刷
その他

安倍晋三首相は2日、経団連の定時総会に出席し、賃上げへの協力に謝意を示したうえで「大胆な投資に踏み切る時期だ」と求めた。政労使会議で実現した「賃上げ」要請に続き、今度は投資拡大を求めて経済の好循環実現をめざす。

首相は賃上げについて「今年は昨年以上の賃上げが見込まれる。勇気ある決断に深く感謝する」と強調した。一方で「企業収益は史上空前だ。思い切って攻めの経営に転換する環境は整ってきた」と述べたうえで「実際の民間部門の投資の動きは必ずしも大胆とはいえない」と指摘した。

岩盤規制改革、法人税改革などを例示して「私が全力を傾けている。どれも民間の投資を促す政策だ」と説明。「改革を進めても民間企業が投資を実行しなければ意味がない」と、出席した経営者にハッパをかけた。設備投資を誘引する新しい施策への言及はなかった。

総会終了後、経団連の榊原定征会長は「経済成長のためには設備投資が非常に重要だ」と応じ、会員企業に投資拡大を呼びかける考えを示した。一方で今年度に2.51%下がり32.11%になった法人税の実効税率に関して「さらに下げてほしい。(法人実効税率20%台の)3年以内の実現を要請していきたい」と強調した。

電子版の記事が今なら2カ月無料

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]