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所得税収7年ぶり前年度割れへ 16年度、17.5兆円超

2016年度の所得税収が前の年度を下回りそうだ。財務省が1日発表した4月末までの所得税収(一般会計ベース)は17兆5359億円で、前年同期に比べて1.1%減少した。所得税収は4月末時点で年度実績がおおむね判明する。前年度割れはリーマン・ショック後で前年度比14%減だった09年度(12兆9138億円)以来、7年ぶりになる。

所得税収は5月末に確定する。4月末に2~3月の確定申告分が計上されており、「5月納税分が前年度とほぼ同額なら計画より1000億円程度の減収になる」(財務省)。16年度の税収見込みは17兆6000億円と、15年度決算の17兆8000億円や、16年度の補正後予算で見込んだ17兆7000億円を下回りそうだ。

減収の主な要因は15年度にあった大口の配当所得からの反動減だ。15年度には大手企業が親会社の投資資金を子会社からの配当で吸い上げて賄ったため、配当所得がかさ上げされていた。

09年度以降は企業業績の回復による配当所得や株式の譲渡所得が伸び、所得税収は増加が続いていた。12年12月の第2次安倍晋三政権の発足以降は、賃金の上昇なども給与所得を押し上げた。

4月単月の所得税以外も含む税収は5兆5108億円で、前年同月より0.2%増えた。所得税収が2兆6542億円と0.9%増えた。企業の配当や給与が増加したことが寄与した。16年度税収の4月末までの実績額は47兆5807億円と前年同期を2.1%下回っており、全体の税収は伸び悩んでいる。

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