2018年8月19日(日)

6月の鉱工業生産、前月比2.1%低下 半導体製造装置の生産後ずれ

経済・政治
2018/7/31 10:15
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 経済産業省が31日発表した6月の鉱工業生産指数(2010年=100、季節調整済み、速報値)は前月に比べて2.1%低下し、102.2だった。低下は2カ月連続。半導体製造装置などを含む「はん用・生産用・業務用機械工業」が大きく低下した。

 QUICKがまとめた民間予測の中心値(0.4%低下)を下回った。経産省がまとめた6月の先行き試算値(0.1%低下)も大幅に下回った。

 生産指数は15業種のうち12業種が前月から低下した。「はん用・生産用・業務用機械工業」は、フラットパネルディスプレーの製造装置などで、納期が後ずれとなり生産が低下したという。

 半面、上昇は3業種だった。半導体を含む「電子部品・デバイス工業」が上昇した。農林中金総合研究所の南武志主席研究員は「半導体市場は今後も一定の伸びは続くが、昨年からの大幅な拡大は一服した」と指摘していた。

 経産省は6月の生産の基調判断を「緩やかな持ち直し」に据え置いた。

 出荷指数は前月比0.2%低下の101.3だった。在庫指数は1.8%低下の111.5、在庫率指数は2.4%上昇の116.6だった。

 同時に発表した、メーカーの先行き予測をまとめた7月の製造工業生産予測指数は前月比2.7%の上昇となった。

 経産省は「一部メーカーの生産計画は西日本豪雨の影響をまだ織り込みきれていない。一般的には下振れする可能性もありうる」として、先行きを慎重に見ている。

 8月の予測指数は3.8%上昇だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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