/

年初来の資金流入額、米国株式で運用する投信が首位

国内公募追加型株式投資信託(ETF、DC専用、ラップ専用を除く)を対象に、年初来の資金流入額をランキングしたところ、3月27日時点では上位に米国を中心とした海外の先進国株式や世界の株式で運用するファンドが並んだ。先物取引を使いレバレッジをかけて運用するタイプも上位に入った。

設定から解約を差し引いた資金流入超過額(推計値)が最も大きかったのは、ティー・ロウ・プライス・ジャパンの「ティー・ロウ・プライス 米国成長株式ファンド(愛称:アメリカン・ロイヤルロード)」だった。昨年12月に設定されたファンドで、米国株式のうち高い成長性が見込める企業に投資する。新型コロナウイルス感染拡大の影響で足元の運用成績が落ち込んでいるが、資金流入傾向は途切れていない。27日時点の年初来リターンは13.8%のマイナス。

5位と10位には日興アセットマネジメントが運用する「グローバル3倍3分法ファンド」の1年決算型隔月分配型が入った。世界の株式や不動産投資信託(REIT)、債券といった幅広い資産に分散投資しながら、先物で資産規模を膨らませることで高いリターンを狙う投信だ。2月中旬まで運用は好調だったが、その後は世界的な市場の混乱を受けて暗転し、2本とも3月中旬に年初来のリターン(隔月分配型は分配金再投資ベース)がマイナス30%を超す場面があった。値下がりした時には「逆張り」の買いが入ったとみられ、3月の単月でも27日時点の推計で設定額が解約額を上回っている。

一方、資金流入額の下位には、ロボット関連などのテーマ型が目立った。昨年まで値上がり傾向だったファンドを中心に利益を確保するための売りが出たようだ。

資金流出額が最も大きかったのは「野村インド株投資」だった。同ファンドは新興国株式に投資するファンドでは純資産総額(残高)が国内最大。月次ベースで19年2月から続く資金流出が今年に入って加速している。資金流出の2位と9位には、海外REIT型がランクインした。

10位には主に国内株式で運用するレオス・キャピタルワークスの「ひふみプラス」が入った。同ファンドはコロナショックによる不確実性の高まりを受けて、2月末までに組み入れ資産に占める現金比率を大きく引き上げたことが話題になった。3月の単月でみると、27日時点の推計で資金流入超過に戻している。

(QUICK資産運用研究所 竹川睦、西田玲子)

初割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン