任天堂の4~9月期、営業益53%増 スイッチ好調で10年ぶり高水準
任天堂が31日に発表した2019年4~9月期の連結決算は、営業利益が前年同期比53%増の942億円と、同期間としては2009年4~9月期の1043億円以来10年ぶりの水準を回復した。家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」本体やソフトの販売増加が寄与した。
売上高は14%増の4439億円だった。スイッチの販売台数は前年同期に比べて37%増の693万台、スイッチ向けゲームソフトの販売本数は39%増の5849万本だった。「マリオカート8デラックス」や「大乱闘スマッシュブラザーズスペシャル」などがけん引した。「ニンテンドー3DS」の販売台数は63%減の37万台と減少したが補った。
純利益は4%減の620億円にとどまった。為替差損を205億円計上したことなどが利益を圧迫した。
4~9月期の中間配当は270円とする。年間配当は従来の760円(前期実績は810円)を据え置いた。
20年3月期の連結業績は従来予想を据え置いた。売上高は前期比4%増の1兆2500億円、純利益は7%減の1800億円を見込む。スイッチの今期1800万台との販売予想も据え置いた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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