2019年3月22日(金)

7~9月の鉱工業生産、2期ぶり低下 自然災害が響く

2018/10/31 10:21
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経済産業省が31日発表した2018年7~9月期の鉱工業生産指数(2010年=100、季節調整済み)速報値は前期比1.6%低下し、102.1だった。低下は2期ぶり。自然災害の影響で出荷が伸びなやみ、生産を抑える動きが広がった。

低下率は1~3月期(1.3%)を上回り、14年4~6月期(3.0%)以来の大きさだった。7月の西日本豪雨や9月の台風などの自然災害が響いた。経産省は「このまま明確な低下傾向になるのか懸念される」としている。

9月の鉱工業生産指数速報値は前月比1.1%低下し、101.4だった。低下は2カ月ぶりで、速報値としては18年1月(100.7)以来の低水準だった。

QUICKがまとめた民間予測の中心値(0.3%低下)を大きく下回った。

9月の生産指数は15業種のうち11業種が前月から低下し、4業種が上昇した。

鉄道車両など輸送機械工業が2.5%減、フラットパネル・ディスプレイ製造装置などはん用・生産用・業務用機械工業が1.4%減だった。鉄鋼業も3.6%減。

一方、化粧品など化学工業は2.0%増だった。橋梁など金属製品工業は2.3%増えた。

出荷指数は前月比3.0%低下の98.5だった。台風などの影響で内航海運が止まるなどし、出荷が滞った。

在庫指数は2.3%上昇の113.3だった。上昇は4カ月ぶり。生産の減少に比べ出荷減が大きく、在庫が積み上がった。在庫率指数は7.8%上昇の123.5だった。

同時に発表した、メーカーの先行き予測をまとめた10月の製造工業生産予測指数は前月比6.0%の上昇となった。災害の影響からの反動増を見込むため、経産省は生産の基調判断を「緩やかに持ち直しているものの、一部に弱さがみられる」に据え置いた。

ただ、10月は例年予測が上振れしやすい。予測指数を補正した経産省の試算値は0.9%の上昇にとどまった。11月の予測指数は10月の予測指数に比べ0.8%低下を見込む。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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