2019年3月23日(土)

鉱工業生産、9月1.1%低下 電子部品振るわず 基調判断据え置き

2017/10/31 10:24
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経済産業省が31日発表した9月の鉱工業生産指数(2010年=100、季節調整済み、速報値)は102.4と、前月に比べ1.1%低下した。低下は2カ月ぶり。スマートフォン(スマホ)向けの電子部品やディスプレー製造装置などが振るわなかったことが響いた。経産省は生産の基調判断を「持ち直しの動き」に据え置いた。

全15業種のうち9業種で前月を下回った。最も低下に寄与したのは電子部品・デバイス工業(5.6%低下)で、中小型液晶素子や半導体集積回路などスマホやタブレット端末に使われる電子部品の生産が落ち込んだ。輸出が伸び悩んだほか、有機ELへ代替する動きも生産絞り込みに影響した可能性がある。汎用・生産用・業務用機械工業も2.4%低下した。ディスプレー製造装置や掘削機械など、受注生産する品目が多いため前月の反動が生じたとみられる。

一方、上昇したのは5業種だった。上昇に最も寄与したのは、美容品やモイスチャークリームといった化粧品の生産が好調だった化学工業で7.6%上昇した。石油・石炭製品や非鉄金属なども上昇しており、素材系の業種が目立った。プラスチック製品工業は前月比横ばいだった。

QUICKがまとめた民間予測の中央値(前月比1.5%低下)は上回った。出荷指数は2.6%低下の99.2で、在庫指数は横ばいの107.3だった。在庫率指数は1.6%上昇の110.3となった。

メーカーの先行き予測をまとめた製造工業生産予測調査によると、10月は前月に比べ4.7%上昇、11月が0.9%低下となった。ただ予測には、神戸製鋼所(5406)の品質データ改ざん問題や、日産自動車(7201)やSUBARU(7270)の無資格検査問題の影響は織り込まれておらず、今後表面化する可能性もある。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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