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広がりみせるESG・SDGs投信(投信観測所)

2019/6/4 12:00
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「ESG(環境・社会・ガバナンス)」や「SDGs(持続可能な開発目標)」への関心が高まるなかで、ESGやSDGsを投資テーマにした投資信託の新規設定が相次いでいる(表1)。

■大手金融機関が相次ぎ販売

6月14日に新規設定となるアムンディ・ジャパンの「SMBC・アムンディ クライメート・アクション」は、気候変動評価の国際機関であるCDPの企業評価を取り入れながら、気候変動への対応に取り組む世界の企業の株式に投資する。銘柄選定の過程では一般的な財務分析も考慮し、中長期的な運用成績の向上を目指す。三井住友銀行が販売する。

5月28日に設定された三井住友DSアセットマネジメントの「世界SDGsハイインカム・ファンド」は、世界の企業が発行する高利回り社債に投資する。SDGsへの貢献度を考慮して社債の銘柄を選定。貢献度の評価では国際的な実績のあるロベコSAMエージーのスコアリング手法を活用する。大和証券で販売が始まった。

ESG・SDGs関連では足元、どの投信に資金が流入しているのだろうか。半年間の資金流入額を集計したところ、首位は野村アセットマネジメントの「野村ACI先進医療インパクト投資 Bコース 為替ヘッジなし 資産成長型」だった(表2)。同ファンドは野村証券の専用ファンドで、計4コースで半年間に1000億円以上の資金が流入し、純資産総額は2000億円に迫る国内最大規模のESG関連投信となった。世界各国の先進医療関連企業の株式を投資対象とし、投資にあたっては経済的なリターンに加え、社会に有益な影響(インパクト)を与える観点などを考慮し、組み入れ銘柄を選定している。

■ファンドの評価は長期的視点で

ESGやSDGsをテーマにした投信の設定は今後も続きそうだが、これらのファンドは従来の投信と同じ基準では評価しにくい点に注意が必要だ。

ESG投資には経済的リターンの獲得と社会的リターンの増大という2つの目的があるが、社会的なリターンをどう評価するかは難しい。企業のESG課題への取り組みや、それを促進しようというESG投資は短期間で成果が上がるものではないだけに、一般の投信と同じように超過リターンの獲得に重きを置く場合でも、運用成績は長期の視点で評価する必要がある。

(QUICK資産運用研究所 大沢崇)

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