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米「恐怖指数」が急上昇、2日間で3割強 昨年8月以来の水準

【NQNニューヨーク=滝口朋史】投資家心理を測る指標とされる変動性指数(VIX)が30日の米市場で上昇し、前日比0.95ポイント(6.9%)高い14.79と北朝鮮と米国の武力衝突への警戒感が高まった昨年8月17日以来の高水準を付けた。機関投資家の多くが運用指標に据えるS&P500種株価指数は30日に大幅続落し、前日比の下落率は1%超とほぼ5カ月半ぶりの大きさになった。上昇が続いていた米株式相場の変調に備えた動きがにわかに広がっている。

VIXは30日までの2日間で3割強の大幅上昇となった。米長期金利の指標である10年物の米国債利回りがほぼ3年9カ月ぶりの水準に連日で上昇し、株式の割高感が意識されやすくなっている。米税制改革による企業業績押し上げへの期待などから米株式相場が年初から急ピッチで上昇したことへの警戒感も広がっている。

30日夜にトランプ米大統領が初の一般教書演説に臨み、31日には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が判明する。「米国第一」を掲げるトランプ氏の発言次第では金利上昇が一段と進みかねないうえ、金融政策の正常化を進める米連邦準備理事会(FRB)の姿勢を見極めたいとの雰囲気も根強い。フェイスブックやアップル、アマゾン・ドット・コム、アルファベット(グーグル)など米主要企業の決算発表が週末にかけて相次ぐのも様子見姿勢につながっている。

VIXは米S&P500のオプションから算出する指数で、シカゴ・オプション取引所(CBOE)が1993年から算出を開始した。相場が荒れる場面で上昇しやすいため「恐怖指数」と呼ばれる。20を上回ると投資家の不安心理が高まった状態だとされる。一方、低下が行き過ぎると「投資家が相場の先行きに慢心している証拠」との指摘もある。

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