サンデンHD、事業再生ADRの利用申請を発表 コロナ追い打ち
自動車用エアコンを手掛けるサンデンホールディングス(6444)は30日、私的整理の一種である事業再生ADR(裁判以外の紛争解決)の利用を申請し、受理されたと発表した。2019年以降の欧州や中国における自動車の販売の落ち込みに加え、新型コロナウイルスの感染拡大により中国や欧州・アジアの主要工場の一時休業に追い込まれるなど、事業環境が悪化していた。
同社は取引先の金融機関と協議を進めながら事業再生計画を策定する。自助努力による改善策に加えて、複数のスポンサーとの資本業務提携を検討しているという。事業再生計画の詳細は成立次第、公表する。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕