川重の4~6月期、最終赤字82億円 コスト増や為替差損響く
川崎重工業が30日発表した2019年4~6月期の連結決算は、最終損益が82億円の赤字(前年同期は25億円の黒字)だった。精密機械や車両などの一部事業で採算が悪化したほか、外国為替が想定より円高に推移したために為替差損として50億円計上した影響も出た。
売上高は2%増の3507億円、営業利益は85%減の10億円だった。精密機械・ロボット事業は資材費の上昇や研究開発費の増加により採算が悪化した。車両事業は売り上げの減少やコスト増加により35億円の営業赤字となった。
20年3月期の連結業績については従来予想を据え置いた。売上高は前期比7%増の1兆7000億円、純利益は38%増の380億円を見込む。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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