いちよしの4~12月期、最終赤字6億9100万円 玉田氏が社長昇格
いちよし証券が30日発表した2019年4~12月期の連結決算は、最終損益が6億9100万円の赤字(前年同期は18億円の黒字)だった。中小型株など株式の委託手数料収入の減少などが響いた。
売上高にあたる純営業収益は19%減の127億円、営業損益は5億8800万円の赤字(同23億円の黒字)だった。株式のほか投資信託の手数料収入なども減少した。経営改革にかかるコスト増も重荷だった。
併せて、玉田弘文執行役が20年4月1日付で社長に昇進する人事を発表した。小林稔社長はいちよしのシニア・エグゼクティブ・アドバイザーに就任し、グループ会社のいちよしフィナンシャルアドバイザーの社長を兼務する。
同日、記者会見した玉田弘文執行役は「顧客本位の業務運営をさらに強化させ、成長戦略をすすめて企業価値の向上に努める」と、次期社長就任への意気込みを語った。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕