19年度の建機出荷額、10.9%減 3年ぶり減少、北米向けなど振るわず
日本建設機械工業会が30日発表した2019年度の建設機械出荷額は、前の年度に比べ10.9%減の2兆5010億円だった。減少は3年ぶり。北米や欧州など海外向けの落ち込みで輸出が18.4%減となった。一方、内需は2.8%増だった。
同時に発表した3月の建設機械出荷額は、前年同月比17.6%減の2476億円だった。輸出は30.3%減の1232億円で8カ月連続の減少。新型コロナ感染拡大の影響で、機種別では油圧ショベルが32.3%減、トラクタが45.2%減と落ち込みが目立った。地域別では、9地域中、中近東以外の8地域で減少した。国内は0.6%増の1243億円と2カ月連続で増加した。ミニショベルが8.7%増、建設用クレーンが6.4%増となった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕