2017年12月18日(月)

10月の鉱工業生産、前月比0.5%上昇 基調判断は「持ち直し」で据え置き

経済・政治
2017/11/30 10:13
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 経済産業省が30日発表した10月の鉱工業生産指数(2010年=100、季節調整済み、速報値)は103.0と、前月に比べ0.5%上昇した。上昇は2カ月ぶり。設備投資に向けられる資本財や、原材料として投入される生産財が全体をけん引しプラスとなったが、QUICKがまとめた民間予測の中央値(前月比2.0%上昇)は下回った。経産省は生産の基調判断を「持ち直しの動き」に据え置いた。

 全15業種のうち8業種で前月を上回った。最も上昇に寄与したのは電気機械工業(2.5%上昇)。半導体・IC測定器や開閉制御装置に加え、冬に向けてエアコンの生産も伸びた。輸送機械工業は0.7%上昇した。駆動伝導・操縦装置部品や船用ディーゼル機関などがけん引した。汎用・生産用・業務用機械工業(0.7%上昇)ではフラットパネル・ディスプレー製造装置などが好調だった。

 一方、低下したのは6業種だった。最も低下に寄与したのは化学工業で2.9%低下だった。合成洗剤や合成ゴムなどの品目が落ち込んだ。石油・石炭製品工業(6.4%低下)も低下に寄与した。電子部品・デバイス工業(0.6%低下)は液晶素子や半導体集積回路などスマホやタブレット端末に使われる電子部品の生産が伸び悩んだ。窯業・土石製品工業は前月比横ばいだった。

 出荷指数は0.5%低下の98.8だった。2017年5月(98.2)以来の低水準。在庫指数は3.1%上昇の110.6と6カ月ぶりにプラスとなった。在庫率指数も3.5%上昇の114.2だった。

 メーカーの先行き予測をまとめた製造工業生産予測調査では、11月が2.8%上昇、12月は3.5%上昇となった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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