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9月の鉱工業生産指数、4カ月連続で上昇 判断「持ち直し」で据え置き

経済産業省が30日発表した9月の鉱工業生産指数速報値(2015年=100、季節調整済み)は前月比4.0%上昇の91.6だった。上昇は4カ月連続。自動車工業や生産用機械工業などで生産の回復が目立ち、業種別では15業種のうち13業種が上昇した。

自動車工業では普通乗用車や駆動伝導・操縦装置部品、自動車用エンジンなどの品目が上昇に寄与した。新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込んでいた需要は回復しており、工場の稼働日を増やして増産する動きがあったほか、海外向けの生産も戻りつつあるという。生産用機械工業では需要回復に伴う増産でショベル系掘削機械が増えたほか、海外向けが伸びた半導体製造装置などの品目が押し上げた。

出荷指数は90.4と前月から3.8%上昇した。国内外での経済活動の再開に伴う需要回復で出荷が増えた。在庫は前月比0.3%低下の97.7、在庫率は3.7%低下の118.6となった。

同時に発表した製造工業生産予測調査では、10月が4.5%の上昇、11月は1.2%の上昇だった。企業の予測値が上振れやすいことや例年の傾向を踏まえ、経産省がはじいた10月の補正値は1.4%上昇だった。

9月の生産の基調判断は「持ち直している」で据え置いた。経産省は先行きについて「生産は当面低い水準が続く。今後の感染症の影響についても引き続き注意してみていく必要がある」と説明した。

あわせて公表した7~9月期の鉱工業生産指数は前期比8.8%上昇の89.0だった。上昇率は現行基準で比較可能な2013年以降で最大だったが、「4~6月期の大幅低下からの戻りとして水準は半分も戻っておらず、生産は今後も回復が続くことが期待される」(経産省)という。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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