東証、市場区分見直しの見解公表 3市場への再編を想定

2019/5/30 18:41
保存
共有
印刷
その他

東京証券取引所は30日、「市場構造の在り方等に関する市場関係者からのご意見の概要」の更新版として、市場区分の見直しに関する東証の見解を追加して公表した。「(市場第1部を最上位とする)これまでのような階層的な構造を採用しない」としたうえで、「明確化したそれぞれの市場区分のコンセプトに基づいて、上場後の持続的な企業価値向上を支える環境を整備する」との考えを示した。

東証は3市場への再編を想定している。「一般投資家の投資対象としてふさわしい実績のある企業を上場対象とする市場(A市場)」は、上場基準としてガバナンス(企業統治)体制整備の状況、十分な株式流動性や事業実績、利益水準などを設ける。

「高い成長可能性を有する企業を上場対象とする市場(B市場)」は、事業実績では基準を緩和し、事業計画に着目した基準を設けることが考えられるとした。

「国際的に投資を行う機関投資家をはじめ広範な投資者の投資対象となる要件を備えた企業を上場対象とする市場(C市場)」は、企業のガバナンスや時価総額、情報開示などについて、国際的な水準との比較可能性に配慮することが想定されるとした。

また、各市場の新規上場基準と上場維持基準については原則として共通化するほか、現在の市場第1部への直接上場と市場変更では異なっている時価総額などの基準についても共通化していく考えを明らかにした。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]