2019年3月19日(火)

鉱工業生産指数、2月3.4%低下 基調判断は据え置き
3月予測は2.0%低下

2015/3/30付
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経済産業省が30日発表した2月の鉱工業生産指数(2010年=100、季節調整済み)速報値は前月比3.4%低下の98.9だった。マイナスは3カ月ぶり。QUICKがまとめた民間予測の中央値は1.8%低下で、市場予想より大幅な下げ幅となった。

1月に生産が活発だった一般機械や自動車、電子部品などで反動が出た。ただ経産省は「1、2月をならした数字でみると上昇傾向は続いている」とし、生産の基調判断を前月までの「緩やかな持ち直しの動きがみられる」で据え置いた。

生産指数は15業種のうち12業種が前月比で低下、上昇は2業種で、1業種が横ばいだった。低下業種をみると、「はん用・生産用・業務用機械」が前月比5.6%の低下だった。化学プラント向けの反応用機器や蒸気タービンなどの減産が目立ったという。

自動車を含む「輸送機械」は前月比3.6%低下し、4カ月ぶりにマイナスとなった。在庫の積み上がりが大きい小型乗用車を中心に生産調整の動きが出たもようだ。「電子部品・デバイス」は前月比7.4%低下で、8カ月ぶりのマイナス。中華圏の春節(旧正月)に備えて生産・出荷が好調だった1月の反動が出た。

一方、上昇業種は「石油・石炭製品」と「パルプ・紙・紙加工品」で、「化学(医薬品除く)」が横ばいだった。

出荷指数は前月比3.4%低下の100.2と、3カ月ぶりのマイナス。15業種中12業種が前月比で低下した。特に、はん用・生産用・業務用機械が前月比10.6%低下、電子部品・デバイスが10.3%低下と2桁の下げ幅となった。在庫指数は0.5%上昇の111.8で、3カ月ぶりにプラスとなった。出荷に対する在庫の割合を示す在庫率指数は4.3%上昇の112.8だった。

同時に発表した製造工業生産予測調査によると、3月が前月比2.0%低下、4月は3.6%の上昇を見込む。経産省は「3月は自動車で在庫削減を目的にした生産調整の動きが続くほか、一般機械や電子部品も2月の水準を下回る」とみている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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