大和のCFO、コロナ禍で「M&Aの相談件数が増加」
大和証券グループ本社(8601)の佐藤英二最高財務責任者(CFO)は29日、2020年4~9月期の決算会見で、足元の投資銀行事業について、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で「M&A(合併・買収)の相談案件は増加している」と述べた。また「大型のPO(公募・売り出し)や、IPO(新規株式公開)が無事実施されたことで、エクイティ・ファイナンスに対する企業の関心が高まっている」との見方も示した。
個人向けのリテール部門の業績については「新型コロナの環境要因に加え、構造改革を進めたことも少なからず影響した」と指摘。10月以降の個人の動向については、内外株式相場が比較的安定していたことなどを背景に「外国株や外国債券、投資信託、ファンドラップへの投資が活発になっている」と話した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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