キャッシュレス決済、中小店舗の導入率36%に増加 経産省
経済産業省とキャッシュレス推進協議会は29日、6月30日に終了するキャッシュレス決済のポイント還元事業の効果について、還元事業参加店舗と消費者を対象とした5月分のアンケート結果を公表した。中小店舗のキャッシュレス決済導入率は約36%と、全回調査分(19年11月)の31%程度から増えた。とりわけ町村部では前回調査の約3割から4割に伸びた。
還元事業をきっかけにキャッシュレス決済を導入・追加した店舗の約46%が「業務効率化に効果があった」と回答し、全回調査の約39%から上昇した。「キャッシュレス決済は新型コロナウイルス感染症の拡大防止のための非接触型の決済として、顧客獲得で効果があった」との声もあった。
消費者向けのアンケートでは約5割の消費者が「ポイント還元される店舗で購入するようになった」と回答し、全回調査の約3割強から上昇した。
アンケートはウェブ上で実施し、店舗からは5月19日~5月25日、消費者からは5月19日~6月8日の期間に回答を得た。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕