小野薬の今期、純利益9%増に上振れ オプジーボ好調
小野薬品工業(4528)は29日、2021年3月期(今期)の連結純利益(国際会計基準)が前期比9%増の650億円になる見通しだと発表した。従来予想(2%増の610億円)から上方修正した。がん免疫薬「オプジーボ」の販売が想定を上回って推移していることなどを反映した。
売上高に相当する売上収益は4%増の3050億円(従来予想は4%増の3030億円)、営業利益は12%増の870億円(同3%増の800億円)に見直した。「ロイヤルティ・その他」の売上収益は想定を下回る見通し。新型コロナウイルスの感染拡大の影響が続くことから、研究開発費用は前回の公表値から40億円減の650億円を見込む。
同時に発表した20年4~9月期の連結決算は、売上収益が前年同期比1%増の1504億円、営業利益が25%増の524億円、純利益が21%増の398億円だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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