ANAHDの20年3月期、15%の最終減益に下方修正 貨物輸送減など響く

2019/10/29 15:57
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ANAホールディングス(9202)は29日、2020年3月期の連結純利益が前期比15%減の940億円になりそうだと発表した。従来予想の1080億円から140億円引き下げた。上期は米中貿易摩擦の影響で航空貨物輸送が減少したほか、企業の経費抑制で国際ビジネス線の需要が減少した。下期もこの傾向が続き業績を圧迫、2%の減益予想から減益幅が拡大する。

売上高は2%増の2兆900億円を見込む。従来予想は4%増の2兆1500億円だった。改元に伴う10連休や夏季休暇など大型需要を中心に、国内客や訪日外国人客など一般旅客需要は好調に推移している。ただ、下期も貨物需要やビジネス利用の苦戦、格安航空会社の競争激化などを想定している。

人件費や機材・整備費などがかさみ、営業利益は15%減の1400億円の予想と従来予想から250億円引き下げた。

同時に発表した19年4~9月期の連結決算は、売上高が前年同期比2%増の1兆559億円、純利益が23%減の567億円だった。

福沢一郎取締役執行役員は同日の決算記者会見で、台風19号について「最大で(売上高ベースで)60億~50億円の影響がある。利益ベースでは今後精査するが通期業績には一定程度織り込んでいる」と話した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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