動かぬ円ドル 日米金利差、風前の灯 相場のキホン(6)
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米連邦準備理事会(FRB)は10日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、2022年末までゼロ金利政策を維持する方針を表明した。米国の低金利の長期化見通しでかつて大きく開いていた日米間の金利差はもはや風前の灯(ともしび)だ。為替レートを動かす大きな要因だった金利差が長期間、膠着してしまえば、円の対ドル相場は一段と動きが乏しくなりかねない。
日米の10年物国債利回りの差は1.9%超だった昨年末以降、...
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