松井の4~6月期、税引き益53%減 売買低迷で手数料収入が減少
松井証券が29日発表した2019年4~6月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比53%減の13億円だった。株式相場の先行き不透明感がくすぶる中、市場の売買代金が低迷し、手数料収入が減少した。
一般事業会社の売上高にあたる純営業収益は28%減の51億円だった。個人投資家の売買意欲が低下したほか、信用取引から得る金利収入も減った。減価償却などの増加も重荷となり、営業利益は54%減の19億円だった。
20年3月期通期の業績予想は、相場環境に大きく左右されるため予想することが困難として開示していない。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕