NY円、下げ幅拡大 一時1ドル=111円台後半、物価関連指標の上昇で

2017/4/28 22:08
保存
共有
印刷
その他

【NQNニューヨーク=滝口朋史】28日朝方のニューヨーク外国為替市場で、円はドルに対して下げ幅を広げ、一時は1ドル=111円72銭まで売られた。朝方発表の1~3月期の実質国内総生産(GDP)速報値の伸びは市場予想に届かなかったが、物価関連指標が上昇し利上げ継続が意識された。日米金利差の拡大観測を背景に円売り・ドル買いが優勢になっている。

米商務省が1~3月期の米実質GDPは前期比年率換算で0.7%増と、市場予想(1.2%増程度)に届かなかった。個人消費が落ち込んだほか、在庫のマイナス寄与が成長率を押し下げた。一方で、個人消費支出(PCE)物価指数は2.4%上昇し、米連邦準備理事会(FRB)の目標である2%を上回った。

米労働省が発表した1~3月期の雇用コスト指数は前期比で0.8%上昇と前期比で伸び率が0.3ポイント拡大し、市場予想(0.6%程度の上昇)を上回った。2007年10~12月期以来の伸び率となり、賃金・給与の伸びが先行きの物価を押し上げるとの観測を誘った。年内に2回されるFRBの利上げペースが保たれるとの見方からドル買いが優勢になった。

円は米東部時間9時現在、前日比35銭円安・ドル高の111円55~65銭で推移している。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]