富士通株安が映す慎重なIT投資 過度な期待が剥落
[有料会員限定]
28日午前の東京株式市場で富士通が一時、前日比1365円(10.0%)安の1万2255円と急落した。27日発表した2020年4~9月期決算(国際会計基準)が市場の期待を下回る内容だったためだ。デジタルトランスフォーメーション(DX)需要の恩恵を大きく受けていると見られていただけに失望感も強かった。企業のIT(情報技術)投資は強くないのではとの疑念も市場に広がっている。
「市場が思うほど企業はIT投資に積...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1086文字