5月の外食売上高、0.6%増 土曜1日減もファストフード好調
日本フードサービス協会(東京・港)が27日発表した5月の外食売上高(全店ベース)は前年同月比0.6%増と6カ月連続でプラスだった。ファストフード業態が引き続き好調で、前年と比べ土曜日が1日減少したことやファミレス業態の苦戦を補った。
業態別にみると、ファストフードは4.6%増と6カ月連続で前年実績を上回った。「洋風」では昨年の異物混入問題の影響が一巡、客足が戻りつつあるほか各社で期間限定メニューなどが好調だった。「和風」や「麺類」などのほか、気温の上昇に伴い「その他」業種ではアイスクリームも売り上げを伸ばした。
一方で、ファミリーレストランは2.0%減と2カ月ぶりに再びマイナスに転じた。連休中にファミリー層の需要を取り込んだ「焼き肉」は増収だったものの、客単価が低下していることに加え休日のディナー時間帯が振るわない「洋風」などが低調だった。
全体では客単価が0.9%上昇した。利用客数は0.3%減少した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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