東芝、キオクシア株の売り出し 「手取り金の過半を株主還元」
東芝(2部、6502)は27日、持ち分法適用関連会社のキオクシアホールディングス(旧東芝メモリホールディングス、東京・港)の東京証券取引所への新規上場が承認されたことに伴い、保有する株式の一部を売り出すと発表した。売り出し株数は3011万7200株の見通し。東芝は議決権ベースで40.6%のキオクシア株式を保有しているが、キオクシア上場後の保有比率は32.0%に低下する。
東芝はキオクシア株の一部売却によって「現金化を実現し、手取り金の過半を原則として株主還元に充当する」との方針を改めて示した。今後は株式売却関連損益の発生を見込むが、現時点で影響額が明確でないとして、開示すべき事項が確定し次第「速やかに知らせる」としている。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕