若田部日銀副総裁、景気の下振れリスク「一段の注意が必要」

2019/6/27 11:45
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日銀の若田部昌澄副総裁は27日午前、青森市内で開いた金融経済懇談会であいさつした。国内景気の見通しについて国内の輸出や生産活動が弱まっているとしながらも、国内需要が底堅く推移しているため「我が国の景気は緩やかな拡大基調を維持している」と述べた。今後は国内景気が維持されつつ海外経済の成長率も上昇し、「我が国経済は基調として緩やかに拡大していく」との考えを示した。

そのうえで、米中の貿易問題や英国の欧州連合(EU)離脱を巡る問題など世界景気を巡る不透明さは増しており「下振れリスクには一段の注意が必要となっている」と警戒感を示した。国内では10月に予定されている消費税率の引き上げについて「内需、ひいては経済・物価に下押し圧力をもたらす可能性がある」と述べた。

日銀の金融緩和政策については、2%の物価安定目標を実現することが「国民経済の健全な発展に資する」と意義を強調した。現時点では2%の物価安定の目標に向け、「実現に向けて金融緩和を進めていくという現在の枠組みを維持していくことが適切」との考えも示した。ただその上でより良い新しい金融緩和政策について「日本銀行も十分に研究しておく必要がある」と述べた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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