「マイナス3%」の警鐘 世界貿易、20年で3度目の異変
日経QUICKニュース(NQN) 編集委員 永井洋一
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世界貿易の低迷が深刻化してきた。通商覇権を巡る米国と中国の対立は関税の引き上げ合戦に発展。景気後退リスクが高まり、投資家はすくんでいる。
速報性の高い貿易動向データとして知られるオランダ経済政策分析局の「世界貿易モニター」。先週23日発表された最新6月の世界の貿易数量は前月比1.4%減だった。2018年10月に記録した直近ピークからの減少率は3.2%に達した。
2000年以降の約20年間でピークか...
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