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欧米株の大幅下落が重荷に(先読み株式相場)

27日の日経平均株価は続落しそうだ。新型コロナウイルスの感染拡大への警戒感から前日の米株式相場が大幅安となり、投資家心理の重荷になるだろう。主要企業の2020年4~9月期決算の発表が本格化するなか、業績内容を見極めたい投資家も多く持ち高調整売りも出そうだ。日経平均は前日終値を100円程度下回り、2万3400円を割り込む可能性がある。

前日の米ダウ工業株30種平均は続落し、終値は前週末比650ドル(2.29%)安の2万7685ドルだった。米国で1日当たりの新型コロナ感染者数が増加したほか、欧州の新規感染者数も伸びている。経済活動の制限が進むのではないかとの警戒から景気敏感株を中心に下げが目立った。米景気の先行き不透明感で米長期金利が低下し、銀行など金融株も下げた。

欧州での感染拡大を受け、欧州株の下げも目立った。26日のドイツ株式指数(DAX)は3.7%安と4カ月ぶり安値を付けた。欧米株安の流れで短期筋による先物売りが先行する公算が大きい。大阪取引所の夜間取引で日経平均先物12月物は前日の清算値を90円下回る2万3390円で終えた。

日経平均のチャート分析では25日移動平均(26日時点で2万3438円)が下値支持線として意識されている。この水準を下回ると個人投資家を中心に相場の流れに逆らう「逆張り」の買いが優勢になるだろう。東証1部の売買代金が2兆円に届かない薄商いの状況が続いており、株安を受けて日銀が上場投資信託(ETF)を買い入れれば相場の底堅さにつながりそうだ。

20年4~9月期決算の発表が相次ぎ、個別株の動きに注目が集まる。日本電産(6594)は26日に21年3月期の連結営業利益(国際会計基準)が前期比29%増の1400億円になりそうだと発表した。コスト削減や売上高の回復で従来予想(1250億円)から上方修正した。電気自動車(EV)向けの駆動モーターの採用拡大も判明し、将来の成長期待から買いが先行するだろう。

27日は信越化学工業(4063)やHOYA(7741)、富士通(6702)、日立建機(6305)が20年4~9月期決算を発表する予定だ。米国ではマイクロソフトや半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)、建機のキャタピラーが7~9月期決算を公表する。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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